無痛治療に近づけるために
できる限り無痛治療に近づけるために、当院では患者様に応じて以下の事を行うようにしています。
❶表面麻酔
麻酔の注射をするときのチクッとする感じを、表面に麻酔ジェルを塗って歯肉の感覚を鈍らせます。
❷極細注射針
注射の痛みは、注射針の太さによって感じ方が違います。細いほど痛みを感じなくて済むので、当院では極細タイプの針を使用します。
(左から)外科用・静脈注射用・インフルエンザ用・歯科用極細針
❸麻酔薬の保温
冷たい薬液を使用すると体温との温度差により痛みを感じますので、体温に近い37℃に温めて使用します。
虫歯治療
❶保険内治療
【保険内治療】
詰め物・被せ物
義歯・歯周治療
など
健康保険法の規定に基づく治療を行います。
- 普通の虫歯のような歯を削り→詰め物・被せ物であれば殆どの場合、保険内治療が可能です。
- 治療費は安くて済みますが精度や審美性には限界がありますのでカウンセリングで詳しくご説明した上で治療を進めます。
❷自費治療
【自費治療】
詰め物・被せ物
2 年保証
健康保険法の範囲に無い材料・治療方法などが対象となります。
- 保険内治療に比べて「耐久性」「精密度」「機能回復・維持」に於いて優れており、審美的にも満足度の高い治療になります。
- 例えば被せ物の治療では、根を補強する土台の材質は根と同じ弾性のグラスファイバーを使用するので、歯に過度の力がかかったときに根の破折が起きにくくなり、機能的にも優れた治療ということができます。
- 当院指定の定期検診を受けていた場合に限り、製品ごとに1~2年の保証期間を設けております。脱離・破損で再製作が必要になった場合には1回に限り無料で再製します。
※その治療に伴う、初・再診料および検査代・レントゲン・歯石除去等は必要に応じて保険の自己負担となります。
❸できるだけ神経を残す治療を行います
通常、虫歯の治療においては、虫歯菌に侵された組織をドリルで削って詰め物をすることにより歯の形態を修復する治療法が一般的です。その治療で、虫歯が歯の神経(歯髄)に近い所まで進んで歯髄の炎症を起こしているいる場合に、虫歯菌に侵された感染象牙質をすべて削り取ると歯髄を除去する治療になるケースが多くあります。
そうした症状のときに、歯髄に近い部分の感染象牙質を残しておき、殺菌効果の高い薬剤を調合してその部位を覆って虫歯菌を殺菌し、歯髄の本来持つ自己回復力を活かすことにより、結果として神経を除去せずに治療するという治療法があります。
当院では、虫歯の進行状況にもよりますがこの方法が効果ありそうと判断したら、患者様の希望があればこの治療法での処置を行います。
<進め方>
- 感染象牙質を、歯髄が露出しない程度まで削り、除去する
- 3種類の抗菌薬剤を調合して患部に塗布する
- 削った部分を一時的にセメントで充填する
- 組織の回復を待ちながら経過観察(数週間から1〜2ヵ月)
- 回復したと判断したら、レジン充填orインレーで歯の形態修復する
但し、虫歯の進行度合いによっては抗菌薬剤による無菌化の効果が得られず、神経を除去するしかないこともあるため、すべての症例に効果が得られる治療法ではありません。
審美治療
以下の3つの治療は自費治療になります。
❶詰め物/被せ物を白く
銀色の金属の詰め物や被せ物を、セラミック or ハイブリッドレジンなどの材料を使用することにより、自然の歯に近い質感と色でつくります。
インレー・クラウン・ブリッジなどの症例が対象となります。
❸エアフロー
歯のクリーニングには、エアフローという方法があります。
たばこのヤニ、食べ物や飲み物の色素の付着による歯の変色をきれいに除去して、歯の本来の色を取り戻す方法です。
ホワイトニングと違って歯の色は白くはなりません。
インプラント治療
インプラントセンターで研鑽を積んだベテランの歯科医師が、最良の製品を使用して治療を行います。
最近ではインプラント治療について、多くの人にも認知されるようになりました。
当院では世界的に信頼性の高い、スイスのストローマン社製の、その中でも最新の「強度が強く」「短期間で結合安定する」SLアクティブという製品を使用します。 インプラント治療の詳細
インプラント治療は、大まかには次の3つのケースに分けられます。
1.歯を1本失った場合 | インプラントを1本埋入し、その上に人工歯を1つ取り付ける。 |
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2.歯を数本失った場合 | 失った本数に応じて必要最小限のインプラントを埋入し、上部にはブリッジ(失った歯の本数分の人工歯を連結)を取り付ける。 |
3.歯をすべて失った場合 | インプラントを2〜4本埋入して、ロケーターという維持装置を取り付ける。 そこに総義歯をはめ込むように装着することで、「違和感の少ない」「噛む力の強い」総義歯が可能になります。 またはインプラントを8本(状況により本数に変化があります)埋入して、上部構造をすべてブリッジにすることで、「より自然な・違和感の無い」構造にすることも可能です。 |
◎当院では、インプラントセンターで研鑽を積んだベテランの歯科医師が最良の製品を使用して治療を行います。
また、事前に選任のカウンセラーがそれぞれの患者様に可能な治療方法(複数考えられる場合はそのすべての選択肢)、利点・欠点、費用、メンテナンスなどのご説明をします。 インプラント治療の詳細
入れ歯治療
❶保険治療の入れ歯:クラスプ
部分入れ歯・総入れ歯は保険の範囲内で作ることが可能です。費用は安くできますが、クラスプ(金属製の留め具)が目立ったり、プラスチックの厚みで違和感が大きかったりというデメリットもあります。
❷自費治療:ホワイトクラスプ
白い樹脂製のクラスプを使用して目立たないようにする入れ歯です。
❸自費治療:ノンクラスプ
クラスプを使用せず、床(しょう)と呼ばれる歯ぐきに被せる部分がクラスプの役目を兼ねる方法で作った入れ歯です。これも入れ歯であることが分かりにくい、審美性の高い入れ歯です。
矯正治療
矯正専門医が治療を担当します。
❶小児の矯正
小児の矯正は通常2つのステップがあります。
- 第1期治療(小学校低学年~中学生)
顎の骨の成長コントロール・永久歯の萌出誘導を中心に、様子を見ながら矯正を行います。費用は大人の矯正の半額くらいです。 - 第2期治療(中高生以降)
この期間は、必要ある場合のみ行います。継続なら残り半額が目安です。
❷大人の矯正
歯並び・噛みあわせの状態により治療方法や治療期間なども変わります。
矯正相談は無料で行いますので、担当医の話を聞いてから意思決定できます。
歯周病治療
歯ぐきの腫れ、出血などが気になりだしたらご相談ください。
基本は
- 定期的なチェックと清掃
- 適切な食事の摂り方
- 全身的疾患の予防と喫煙の抑制
- 洗口剤などの使用で原因菌の排除
これらをしっかり指導します。
その他
患者様のご希望、口腔内の状況に応じて、きちんと対応いたします。